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2016-07-11更新

世界一車の値段が高い国はどこ?

同じ自動車でも、販売される国によって税金などの影響で価格は異なります。 自動車関連の税金が高いと言われる日本ですが、日本より車が高い国はどこでしょうか? また、どれくらい車両購入価格に差が出るのかについても見ていきます。

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▼車の値段が高い国

デンマーク
シンガポール

デンマーク

世界一車の値段が高い国はどこ?_デンマーク国旗

高税率・高福祉国家として有名なデンマークですが、自動車の税金も例外ではありません。
自動車取得税は、デンマークではなんと車両価格の180%もあります。
ですので、デンマークで車を購入するには、元の車両価格から3倍近い金額となってしまいます。

これだけ高いと住民の生活に影響が出そうですが、デンマークは日本とは違って国土が平坦で山が少ない地形(最も高い場所でも海抜173m程度)で、自転車専用道路が整備されており、自転車の利用が活発なため自動車がなくとも生活できるのです。

シンガポール

世界一車の値段が高い国はどこ?_シンガポール

そんなデンマークを超えて世界一自動車が高い国は、シンガポールです。

シンガポールは、国土が狭い割に人口が多く(淡路島と同程度の面積ですが、人口は淡路島のおよそ38倍あります)、世界でもトップクラスの人口密度です。

更に都市部に人口が集中しており、慢性的な渋滞が問題視されているため、自動車の登録台数を抑制する目的で高い輸入関税・登録料などがかけられ、更には入札制の車両購入権も必要になります。

車両購入権はCOE(Certificate Of Entitlement)と呼ばれ、車種(排気量などによる)やその時の景気により変わりますが現在はおよそ600万円ほどです。
車両価格や税金とは別で、それだけかかるというから驚きです。

その他にも輸入税(車両価格×20%)、物品税(車両価格×20%)、商品サービス税((車両価格+物品税)×7%)、登録料(140 S$)、追加登録料(車両価格×100%)などが必要です。
※ここで記載している車両価格は、輸入元の国での車両価格に対して輸入の際の輸送費と保険料が加算されています

これらを合計するとシンガポールで車を購入するには、日本の車両価格の4~5倍の金額が必要になると言われています。
トヨタ・プリウスであれば、日本でなら250~300万円ほどで新車を購入できますが、シンガポールの場合はCOEや税金を含めて1400~1500万円程必要になります。

しかも一度車を買ったらその後は維持が楽かと言えば、そんなことはありません。
ERP(Electronic Road Pricing)という一般道で交通料を徴収するシステムがある(日本で言うところのETCのようなものが一般道にある)ため、走るだけで燃料以外にもお金が常にかかります。

一般人には買うことも維持することもできませんが、シンガポールは国土が狭く、料金が安い公共交通機関が発達しているため、自動車を所有していなくても暮らしに不便はありません。

では、どのような層が車を所有しているかと言えばもちろん富裕層になるのですが、シンガポールは住民税・相続税・贈与税などが存在せず、所得税も最大で20%(日本では住民税と合わせて最大で50%となります)であるので、タックスヘイブンとして富裕層の移住先に選ばれるのです。

スポーツカーなどの高級車でもない普通の乗用車で一千万円以上するにも関わらず、節税のために移住してきた富裕層が多いので、人口あたりの自動車の所有率は15%あります。

それでもシンガポールは人口密度が異常に高いため、都市部は常に渋滞になっています。

まとめ

デンマークもシンガポールも、自動車がなくても暮らせる環境がありますが、自動車関連の税金はとんでもない税率になっているようでした。

ただでさえ自動車は高い買い物だというのに、車両価格の3倍や5倍など、富裕層以外の人がおいそれと負担できるものではありません。

国土・地形や公共交通機関により生活に不便がないとは言え、車好きにとっては辛い環境かもしれませんね。

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