2016-03-10更新
レンタカーで事故を起こした時はどうなるの?
レンタカーを使っている時に事故を起こした、あるいは巻き込まれた際に、修理代などはどうなるのでしょうか?ここではレンタカーで事故を起こした際にどのようになるのかについてまとめました。
▼レンタカーでの事故について
1.保険の免責(&免責補償制度)について
2.保険の補償額を超える損害の場合
3.保険が給付されないケース
4.ノン・オペレーションチャージ(NOC)料金
5.他車運転危険補償
1.保険の免責(&免責補償制度)について
レンタカーの料金には自賠責保険料が含まれていますが、レンタカーで事故を起こした場合、保険で補償されない免責金額として、数万円(5万円前後)必要になることがほとんどです。
ただし、任意の「免責補償制度」に加入していた場合は、免責金額の負担は免除されます。
2.保険の補償額を超える損害の場合
保険の補償額を超える損害額(人身事故などで3,000万円を超える損害)、または保険金が給付されない場合(飲酒運転など)は、その損害額を利用者が負担することになります。
3.保険が給付されないケース
- 事故が起きたのに警察に報告を怠った(交通事故証明書がない)場合
- 出発時に申し込んだ契約者以外の人による運転で事故を起こした場合
- 飲酒(酒気帯び)運転での事故
- 無免許運転による事故
- レンタル期間を無断延長して起きた事故
- その他、契約時の規約に違反した場合
4.ノン・オペレーションチャージ(NOC)料金
事故・故障・盗難などで車両の修理・交換が必要になった際、車を利用できなかった期間中の営業補償のため、免責補償制度とは別で負担する必要があります。
5.他車運転危険補償
任意保険で「他車運転危険補償」という特約があり、「他人の車を私的に借りて運転した時に事故を起こした場合に保険が使える」という内容です。
この特約を付けていた場合、レンタカーで起こした事故でも保険金を受取ることができます。
まとめ
レンタカーで事故を起こした際に、最低限の補償はありますが、人身事故で相手方が死亡や後遺障害となってしまった場合は保険での補償額を超えてしまう可能性があります。
ただでさえ運転経験が浅い車種ですので、レンタカーでは石橋を叩いて渡るつもりで慎重に運転しましょう。
任意保険で他車運転危険補償に入っていると、自分や家族がレンタカーで事故を起こした際も保険を使うことが可能です。万が一の時に備え、入っておくのも良いでしょう。
事故を起こさないに越したことはありませんので、「事故を防ぐ9つの運転テクニック」の記事もご覧ください。