2016-03-15更新
カーシェアで事故を起こした時はどうなるの?
カーシェアを利用している時に事故を起こした、あるいは巻き込まれた際に、修理代などはどうなるのでしょうか?ここではカーシェアで事故を起こした際にどのようになるのかについてまとめました。
▼カーシェアでの事故について
1.カーシェアの自動車保険について
2.補償内容について
3.ノン・オペレーションチャージ(NOC)料金について
1.カーシェアの自動車保険について
カーシェアサービスはサービス事業者の方で保険に加入しており、ユーザーが支払っている利用料金に保険料が含まれています。
そのため、カーシェアで事故を起こした際には、補償の範囲内であれば修理代金などを支払う必要はありません。ただし、ユーザーが別の運転者に又貸しをして事故を起こしたり、飲酒運転などの保険金がでない事故の場合はユーザーが全額負担することになりますので、ご注意ください。
2.補償内容について
基本的に対人賠償・対物賠償は無制限ですが、人身傷害補償や搭乗者傷害補償はカーシェアのサービス業者により補償内容が異なります。
万が一の時に備えて、事前に確認しておきましょう。
サービス名 | 対人賠償 | 人身傷害補償 | 搭乗者傷害補償 | 対物賠償 | 車両補償 |
---|---|---|---|---|---|
タイムズカープラス | 無制限 | 無制限 | なし | 無制限 | 時価額 |
オリックスカーシェア | 無制限 | 3,000万円 | なし | 無制限 | 時価額 |
カレコ・カーシェアリングクラブ | 無制限 | 6,000万円 | なし | 無制限 | 時価額 |
アース・カー | 無制限 | 6,000万円 | 1,000万円 | 無制限 | 時価額(免責5万~30万円) |
3.ノン・オペレーションチャージ(NOC)料金について
自動車保険のおかげで修理代金は発生しないことがほとんどですが、事故を起こしてしまった後、その車は修理などが終わって再度利用できるようになるまでの営業補償として「ノン・オペレーションチャージ(NOC)料金」を請求されます。
ノン・オペレーションチャージ(NOC)料金は(サービス業者によっては車種のグレード毎に細かく設定されている所もありますが)基本的には自走可能な場合は20,000円、自走不可能な場合は50,000円という所がほとんどです。
また、サービスによりますが、利用の際に免責補償制度(タイムズの場合は「TCP安心補償サービス」)に加入していれば、事故を起こしてしまった時でも「ノン・オペレーションチャージ(NOC)料金」が発生しないようにもできます。
まとめ
カーシェアは基本的に利用料金の中に保険料(自賠責保険)が含まれているため、最低限の補償を受けることはできます。
ただし補償内容や金額についてはサービスによって異なりますので、利用しているサービスの規約をよく確認しておきましょう。
事故を起こさないに越したことはありませんので、「事故を防ぐ9つの運転テクニック」の記事もご覧ください。