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2016-05-27更新

自動車の原価っていくらぐらい?

自動車の原価について気になったことはありませんか? 自動車の販売価格のうち、仕入れ原価・メーカーの利益・ディーラーの利益がそれぞれどの程度の割合になっているのかについてご紹介します。 また、その原価率で販売している仕組みについても合わせて説明します。

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▼自動車の原価について

1.自動車の原価率
2.オプションの価格設定
3.下取りの車がある場合
4.査定がつかないような車だった場合は?

1.自動車の原価率

車種によって原価率は異なりますが、一般的には車両本体価格のうち80%程度が仕入原価や粗利・諸経費などで、残りの20%程度がメーカー・ディーラーの利益とされています。
ただしこれはひとつの目安としての数値であって、スポーツカーなどの高級車はより利益率が高く(原価率が低く)、軽自動車などの比較的廉価なモデルの場合は逆に利益率が低く(原価率が高く)なります。

例として、本体価格200万円の場合は大雑把には以下の様な内訳となります。
・車の仕入れ原価が120万円
・開発費、組立費、諸経費など40万円
・メーカーの利益として20万円
・ディーラーの利益として20万円

これだけ見ると、メーカーやディーラーの利益はかなり薄く、非常に良心的に見えます。
しかもここからディーラーが新車を値引きして売ってしまっては、赤字になる可能性すらあるように見えます。
しかし、ディーラーは車を売ることでメーカーからインセンティブ(販売奨励金)が支払われ、そちらで利益を出すことができるため、ある程度までは値引きが可能なのです。

また、後述しますが車の各種オプションは利益率が高い(原価率が低い)ため、オプションの販売でも利益を得るようになっています。
オプションで利益を出すというのは、飲食店などでも同じようなことを言われていますよね。
例えばマクドナルドでは、ハンバーガーは100円という価格ですが牛肉を使っているため材料費がかさみ、人件費など含めると単品での利益はほぼ無いそうです。
しかし原価率が低いドリンクやポテトをセット販売で提供する(単品は目立たせずセットを全面にプッシュする)ことで、全体の利益を調整しています。
価格に大きな隔たりこそありますが、車もそれと同様の構造があると言えそうです。

2.オプションの価格設定

車両だけを見るとディーラーなどの利益は少ないですが、車のオプションは非常に利益率が高く、オプションの方で利益を出していると言っても過言ではありません。
工賃込みで20万円するカーナビの仕入れ原価は2~3万円程度で、ドアミラーに取り付けるウインカーLEDは工賃込みで5万円程度しますが仕入れ原価では数百円程度です。
他にも革シートは30万円ほどかかりますが仕入れ原価では3万円程度と言われています。

購入する側からするとオプションは非常に高い買い物に思えますが、不要なオプションは付けないという選択肢がありますし、ディーラーではオプションを付けずに社外品を後付するという選択もできます。
自分の好きな所にお金をかけて、不要なところにお金を出さずに済むシステムは、消費者にとってメリットの方が大きいでしょう。
また、利益率が高い(原価率が低い)ということは、ある程度の値引き交渉も可能であるということです。
車両本体価格だけでなくオプションも値引き交渉をするのは骨が折れますが、節約したい人は頑張ってみましょう。

値引きについては「新車購入時の値引き交渉術」または「中古車の値引き交渉術」の記事をあわせてご覧ください。
各種オプションの説明、必要性については「車のオプションの種類・必要性・売却時の査定額への影響などのまとめ」の記事をご覧ください。

3.下取りの車がある場合

新車を購入する際に車の下取りがあると、下取り車の査定だけ値引きとなるはずです。
ただしこれはオプションと同様に新車の利益率の低さをカバーするために、ディーラーは必ず下取り金額は低く提示してくることでしょう。
中古車の買取をしている中古車専門店などでも査定してもらい、ディーラーでの査定額と比較してみると良いでしょう。

下取り込みの状態で見積もりを出すと全体の割引額が一見すると大きく見えてしまいますし、値引き交渉を進め辛くなります。
そのため、新車の割引交渉をする際には「中古車販売店に売る可能性があるので、下取りは無しで見積もってください」等と伝えて、車の値引き交渉を進めると良いでしょう。
そして、値引き交渉に限界が見えてきた頃に、下取りしてもらった場合の査定額を改めて聞いてみましょう。

4.査定がつかないような車だった場合は?

ディーラーに下取りに出す車が、低年式・過走行・修復歴ありなどだった場合、査定額がつかないばかりか、処分費用がかかると言われるケースがあります。
ディーラーの仕事はあくまで「車を売ること」ですので、買取についてはそこまで強くはありません。

ただし、廃車にしなければならないような状態の車であっても、費用をかけずに廃車することができ、車種によっては事故車でも高額で買い取ってくれるサービスがあります。
もし車を処分する必要があれば、そうしたお得な廃車買取サービスを利用するのも一つの手です。
詳しくは「事故車・不動車でも買い取りしてもらう方法」の記事などをご覧ください。

まとめ

車の原価率について、いかがでしたか?
車は高額商品ですが、意外とメーカーやディーラーの取り分は少ないようです。
しかし、それを支えるためにオプションや下取りといったシステムが用意されており、ユーザー側としてはそれを必要な分だけ選ぶことができる幅があるので、車は高い買い物ですが、無駄にお金を払っているわけではないと言えそうです。

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