2018-10-29更新
アストンマーティンの魅力
アストンマーティンの魅力を考える
アストンマーティンの歴史
皆様こんにちは。
株式会社ラグザス・クリエイトの知念です。
本日のテーマはアストンマーティンの魅力です。
ところで皆様はアストンマーティンという車はご存知でしょうか?
すでにアストンマーティンのファンという方から馴染みのない方まで楽しんでいただけるような内容にしたいと思います。
では、早速初めてまいります。
私がアストンマーティンと聞いて真っ先に思い浮かべることは自動車評論家の清水和夫さんがおっしゃった「世界で一番美しいクーペ」という言葉です。
世界で一番美しいクーペと言われるアストンマーティンですが、その歴史は1913年にまでさかのぼります。
設立以来イギリスを代表する高級スポーツカーメーカーとして知られており、創業以来超高価格帯のスポーツカーを中心に生産しています。
性能と品質を重視した車作りを手がけていることもあり、1960年代より愛用しているプリンス・オブ・ウェールズからロイヤル・ワラントを授与されています。
007とアストンマーティン
さらに007で知られるジェームズボンドのボンドカーとして一躍有名になりました。
私個人的には007がもたらすブランディング面でのインパクトは計り知れないものがあると思っています。
実際、007で愛用されているアイテムと言えばマティーニやボランジェやトムフォードやオメガと言ったように名だたるアイテムばかりです。
そこに絶対に外すことができないアイテムとしてアストンマーティンが存在します。
アストンマーティンは007の主役であるジェームズボンドのアイコン的な車として登場します。
一貫して007シリーズの中において確固たる存在感を示したブランドなのです。
したがいまして、アストンマーティンのブランド力を見る際に絶対に外せない指標として007があるのです。
では、007という映画は我々に対してどのような影響力を与えるのでしょうか?
確かに大勢の人々に対して魅力的に映るものではないのかもしれません。
ですが、アストンマーティンを購入することのできる富裕層に対しては話が変わります。
007の特徴として富裕層にとって圧倒的に魅力的に映ることが挙げられます。
ではなぜ富裕層に対して魅力的に映るのでしょうか?
それは007の映画を通して流れる英国の上流階級の雰囲気なのではないでしょうか?
トムフォードのスーツを着てマティーニを片手にウィットを語るジェームズ・ボンドの姿というのは一部の富裕層にとってとてもチャーミングに映ります。
ですが、そのシーンだけでは本当に富裕層に指示を得ている確固たる証拠とはなりえません。
富裕層に対して指示を得ている確固たる証拠としては以下に挙げられます。
まず一点目はイギリスの中で上流階級において非常に有名な映画であるという事実です。
なぜならば007の新作が発表される時はイギリスの王室の方々を招いて上映会が開かれることからも言えるように、特に上流階級において支持されている映画であるといえるからです。
二点目に富裕層が本当にジェームズ・ボンドの影響を受けているという事実として、東京のリッツカールトンホテルがあげられます。
リッツカールトン東京というのは日本でも有数な高級ホテルの一つです。
そのリッツカールトン東京のバーにおいて“ダイヤモンズアーフォーエバーマティーニ”という一杯100万円以上するマティーニがあります。
ダイヤモンズアーフォーエバーというのは007の中でも有名な作品の一つです。
ここから言えることは、イギリスの上流階級やリッツカールトン東京を利用する人々に代表されるように富裕層にとって007は強く認知されているという事実です。
さらにリッツカールトン大阪においても同様です。
リッツカールトン大阪のバーにおいてヴェスパーという名のマティーニが存在します。
ヴェスパーというのは007の映画において登場するヒロインの女性の名前です。
ジェームズボンドはその映画の中において気に入ったマティーニに彼女の名前を付けたのです。
そちらと同様のマティーニがリッツカールトン大阪において提供されています。
これらの事実から分かることは、富裕層の中に007の文化が浸透しているということなのです。
したがって、ジェームズボンドの影響を受けた富裕層の方の中に、ジェームズボンドのアイコンとなる車としてのアストンマーティンの購入を検討される方は多くいると言えます。
さらにそういった方々はイギリスの上流階級において支持されているという事例やリッツカールトン東京や大阪の富裕層に浸透しているという事例から考えるにかなり多いと考えることができます。
このような映画におけるブランディングの影響を受けて販売台数を伸ばす自動車メーカーというのは世界の中でもかなりめずらしいのではないでしょうか?
さらに映画の中においてアストンマーティンのようにジェームズボンドのシリーズとして一貫して乗られ続ける車も少ないでしょう。
そういった所から作り上げられるブランドイメージというのは測り知れないものがあるのです。
上記からアストンマーティンの魅力や売り上げを語る際に007は切っても切れない関係があるといえるのです。
したがって、アストンマーティンという車を見る際に必ず007におけるブランディングが含まれていると考えてまず間違いないでしょう。
アストンマーティンを見ているようで、ボンドカーを見ているといったなんとも不思議な状態なのですが、これはある意味事実です。
では、具体的にどのような車があるでしょうか?
アストンマーティンの種類
<VANTAGE>
アストンマーティンヴァンテージはスポーツカーの12年間生産されていた以前のモデルの後継として2017年11月に発表されました2シーターの車です。
新しいヴァンテージはDB11と共通のプラットーフォームを採用しています。さらに両者メルセデスベンツのエンジンを採用しています。
加速も素晴らしく0~100キロに3.6秒で達します。さらに最高速度は314キロです。
<DB11>
DB11はアストンマーティンが2016年から生産するグランドツアラーです。2016年3月のジュネーヴ・モーターショーで、DB9の後継としてデビューしました。
アストンマーティンがダイムラーと提携後に発表された最初のモデルでもあります。
DB11は全く新しい5.2リッター(5204 cc)ツインターボV12エンジンを積載し、初めてターボチャージャーを搭載した生産車のシリーズとなりました。
<DBS SUPERLEGGERA>
新しいスーパーGTフラッグシップであり、Vanquish Sの後継モデルです。
大成功を収めたVanquish Sに代わるモデルを開発することは容易なことではありませんでしたが、DBS Superleggeraは、その役割を担っている重要な車です。
最高出力と最大トルクは、それぞれ725PSと900Nmに達し、最高速度は211mph(約340km/h)です。0〜100km/h加速はわずか3.4秒、0〜160km/h加速は6.4秒です。
DBS Superleggeraは、素晴らしいドライブ感とスポーツカーの中でも最高レベルの加速力を持った車です。
実際、4速固定の80〜160km/h加速に要する時間は、わずか4.2秒です。
その無敵とも言えるスペックから考えると、孤高のスーパーGTであり、同価格帯のライバルに真っ向から勝負を挑むモデルとなります。
さらに、デザイン面においては完璧な形状に仕立て上げられたカーボンファイバー・ボディパネルを纏う最新モデルは、力強く個性的なスタイリングを誇ります。
そのデザインは、アストンマーティン製5.2リッターV12ツインターボのパフォーマンスに完璧にマッチしています。
V12ユニットは、圧倒的なパワーと強大なトルクを発揮して、息を呑むようなレスポンスと驚異的なパフォーマンスを発揮します。
<RAPIDE S>
ラピードSに与えられたエンジンは、最新世代の「DB9」や「ヴァンキッシュ」にも積まれる第4世代のV型12気筒6.0リッター「AM11」型ユニットです。
このところ高価格帯のハイパフォーマンスモデルにもダウンサイジング過給エンジンの採用例が増えている中で、アストンマーティンが自然吸気のV12エンジンをチューンアップして搭載したことに潔さを感じます。
最高出力は410kW(558PS)/6750rpm、最大トルクは620Nm/5500rpmとなり、標準のラピードに対して81PS/20Nmのスペックアップを果たしました。
0-100km/h加速は4.9秒と、0.3秒も短縮しています。
組み合わされるトランスミッションは、「タッチトロニック3」と呼ばれる6速ATで、セレクターレバーはなく、シフトポジションを選択するボタンがセンターパネルのエンジンスタートボタンのわきに設定されているのもユニークです。
<VANQUISH S>
『ヴァンキッシュ』は、現在2代目ですが、デビューから約4年が経った2016年11月、その進化型として『ヴァンキッシュS』が発表されました。
新型『ヴァンキッシュS』は、従来型をベースにエンジン、シャシー、エアロダイナミクスを徹底的に見直したことで、より優れたポテンシャルと高い運動性能を獲得しました。
また、エクステリアでは、シャープなスタイリングを手に入れました。
最大のトピックスは、6L自然吸気V12エンジンの進化です。
空気を取り入れるインテークシステムに改良が施され、吸気効率が向上しました。
具体的には、大きくなったインテーク・マニホールドによって、高回転域におけるエアの吸気量が増加しました。
レッドゾーンまでパワーが途切れない、力強い加速が生み出されます。
その最高出力は、先代モデルの573psを上回る600psまで引き上げられ、鋭いスロットル・レスポンスを実現しました。
パワーの増強に合わせて、8速トランスミッションも進化しました。
キャリブレーションを調整することで、低速時の洗練性が増し、素早いギヤシフトに加え、精密でレスポンスに優れたシフトフィールを実現しました。
また、足回りでは、サスペンション、ダンパー設定、スプリング・レート、アンチロールバーのブッシュが再調整され、しなやかな乗り心地を犠牲にすることなく、よりスポーティでダイレクトな乗り味が生み出されています。
<VANQUISH ザガート>
ヴァンキッシュ ザガートとは、最高出力600psのV12エンジンを搭載する、「アストンマーティン・ヴァンキッシュS」をベースとしたスペシャルモデルであり、ザガートの手になるデザインはもちろん、モデルごとに異なるチューニングを施したサスペンションのアダプティブ・ダンピング機能も特徴とされています。
イタリアのカロッツェリアであるザガート(社名はSZデザイン)が手がけた2台の特別仕様なアストンマーティンです。
<アストンマーティン VALKYRIE>
アストンマーティンヴァルキリーAMR PROは1100馬力/車重1000kgと言う信じられないスペックを持ち、メルセデスAMGプロジェクトONEを軽く凌駕するどころかLMP1マシンやF1マシンに匹敵するスペックを持ちます。
このヴァルキリーには地球には無い、月に存在する塵を使った特別色Karosserie Lunar Redが採用されています。
宇宙からの成分を使用した世界で最初の車になります。
などです。
上記が主なアストンマーティンの商品ラインナップです。
国家的な高級車としてのアストンマーティン
国家的な高級車というのはとても珍しい事例です。
その他に類を見ません。
その意味ではアストンマーティンというのは唯一無二のブランド価値を持った自動車メーカーだと言えます。
後にも先にもこのようなブランドは現れないでしょう。
イギリスの国民的映画から作られる圧倒的なブランドというのは世界広しといえどアストンマーティンのみではないでしょうか。