2016-03-17更新
手洗い洗車の方法と必要な用具
愛車の手入れで手洗いをされているでしょうか?手間がかかりますし、特に冬場などは寒くて外で水を使う手洗い洗車は億劫になってしまうでしょう。しかし、手洗い洗車が車を長く綺麗に保つ一番の方法であることは間違いありません。また、洗車機にかけるより費用も抑えることができます。手洗い洗車の方法と必要な道具についてまとめました。
▼手洗い洗車について
1.手洗い洗車、洗車機のメリットとデメリット
2.手洗い洗車に必要な道具について
3.手洗い洗車の方法について
1.手洗い洗車、洗車機のメリットとデメリット
手洗い洗車と洗車機には、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのか比較してみました。
洗車種別 | メリット | デメリット |
---|---|---|
手洗い | 仕上がりが良好で、傷が付きにくい | 手間(時間)がかかる |
経済的 | 冬場や夏場は気温のせいで外での作業は負担になる | |
洗車機 | 自動的にやってくれるので手間がかからない | 細かい加減ができないので、強めに擦りつけてしまってボディに傷を付けてしまったり、逆に当たっておらず洗い残しがでる可能性がある |
自宅に洗車用スペースを用意する必要がない | 手洗いに比べると料金が高い |
洗車機が付ける傷については、「洗車機は車に傷をつけてしまう?」の記事をご覧ください。
2.手洗い洗車に必要な道具について
最低限、下記のものが必要になります。ワックスやコーティングは必要に応じて洗車後にかけましょう。
- シャワー付きホース:水圧が調整できると便利
- カーシャンプー:中性で泡立ちが良く、研磨剤は入っていないか微粒子のもの
- バケツ:シャンプー泡立て用にひとつは必須、できればスポンジすすぎ用にもうひとつ用意
- ボディ用のスポンジ(あるいはムートン):柔らかい素材のもの
- タイヤ・ホイール用のブラシ:スポンジでもOKですが、ボディには絶対に使わないように
- クロス:マイクロファイバークロスや合成セーム皮
3.手洗い洗車の方法について
①予洗い
…ホースのシャワーでボディに付着した砂粒やホコリなどを落とします。
水圧が強すぎるとコーティングが取れてしまう可能性があるので注意しましょう。
②泡立て
…カーシャンプーをバケツに入れ、強めの水圧で高所からシャワーをかけて、溢れるギリギリまで泡を大量に作ります。
ボディは傷つきやすいため、スポンジで直接擦るのではなく、泡で車を覆って汚れを浮かして落とすため、泡が多く必要になります。
③下回りを洗う
…洗車は基本的に上から順にするものですが、タイヤ・ホイール・タイヤハウスに関しては最も汚れている部分ですので最後に洗うとボディに汚れが再付着してしまう可能性があります。
タイヤ・ホイールを最初に洗いましょう。
タイヤは傷を気にする必要はありませんので、ブラシなどで強めに擦っても問題ありません。
④ボディに泡を塗り広げる
…スポンジで泡を取り、ボディに泡を付けます。
スポンジでボディを直接擦らないよう、ボンネットやルーフにはスポンジを絞って泡を落としたり、ドアなどの側面部分にはスポンジを振って泡を飛ばして泡を付着させます。
付着させた後はスポンジで泡を塗り広げてください。スポンジでボディを擦らないように力を抜いて泡を広げます。
ボディ全体に泡を広げようとすれば、途中で乾いてしまう可能性がありますので、部分毎に分けて洗車(カーシャンプー→すすぎ)しましょう。
フェンダーやバンパー、ドアの下部などは砂や汚れが多く付いている所ですので、スポンジが汚れないよう気をつけてください。
スポンジが汚れてしまった場合、そのまま使用を続けると洗車傷を付けることになりますので、すぐにスポンジをすすぎましょう。
⑤すすぎ
…ボディに塗り広げた泡が乾く前に、シャワーで洗い流してください。特にボンネットはエンジンの熱で乾きやすいので、左側・真中・右側など3回程度に分けて洗車すると良いでしょう。
部分毎に分けながら、全体が終わるまで④と⑤を繰り返します。
⑥乾拭き
…全体の洗車が完了したら、マイクロファイバークロスやセーム皮でボディに残っている水分を取り除きます。
ただし、擦ってしまうと傷が付く可能性がありますので、拭くというよりはクロスを優しく押し付けて水分を取りましょう。
⑦ワックス・コーティング
必要に応じてワックスやコーティングをしてください。また、ワックスやコーティングの前には鉄粉除去粘土などで鉄粉を除去しておくと仕上がりが更に綺麗になります。
まとめ
手洗い洗車することで車に愛着が湧き、より車を大切に扱うことになると思います。
車を良い状態で保つのは、車を使っている時に気持よく乗れるだけでなく、車を処分するときの査定額にも関わってきますので、将来的な面からも良いと言えます。