CAREDGE

2016-03-02更新

自賠責保険の限度額と補償内容

自動車を購入して利用する場合に強制的に加入することになる自賠責保険ですが、その補償内容や限度額について、ご存知でしょうか?傷害・後遺障害・死亡のパターンそれぞれについて説明します。

アクセス数: 1364

▼自賠責保険の限度額と補償内容

1.傷害による損害の場合の補償内容
2.後遺障害による損害の場合の補償内容
3.死亡による損害の場合の補償内容

1.傷害による損害の場合の補償内容

被害者が生存しており、後遺障害の発生もなかった場合は、「傷害による損害」という扱いになります。

●限度額について
傷害による損害の補償の限度額は、被害者ひとりにつき120万円までとなっています。

●補償内容について
・治療費
…診察料や薬代、入院料などの治療に必要な費用(妥当な金額)が実費で支払われる。

・看護料
…12歳以下の子供に付き添いや看護が必要な場合の看護料が支払われる。入院の場合は1日4,100円、自宅看護及び通院は1日2,050円。

・諸雑費
…入院中に必要な雑費が1日1,100円支払われる。

・通院交通費
…通院に使った交通費(妥当な金額)が実費で支払われる。

・義肢等の費用
…義肢に必要な費用(妥当な金額)が実費で支払われる。メガネは50,000円まで。

・診断書等の費用
…診断書などの発行に必要な費用(妥当な金額)が実費で支払われる。

・文書料
…住民票、印鑑証明書、交通事故証明書などの発行に必要な費用(妥当な金額)が実費で支払われる。

・休業損害
…事故が原因による収入の減少(家事も含む)がある場合、1日5,700円支払われる。不足を立証できる場合は実費で支払われる。

・慰謝料
…肉体的、精神的苦痛に対して、治療日数などを基準に1日4,200円支払われる。

2.後遺障害による損害の場合の補償内容

被害者が生存しており、後遺障害が発生した場合は、「後遺障害による損害」という扱いになり、傷害による損害の補償に加え、後遺障害の補償を受けることができます。

●限度額について
後遺障害による損害の補償の限度額は、被害者ひとりにつき75~4,000万円まで(障害の程度により変動)となっています。

  • 神経系統の機能、精神・胸腹部臓器への著しい障害で常時介護を要する場合(第1級)、被害者ひとりにつき4,000万円まで
  • B.神経系統の機能、精神・胸腹部臓器への著しい障害で随時介護を要する場合(第2級)、被害者ひとりにつき3,000万円まで
  • C.その他の後遺障害について、被害者ひとりにつき75万円(第14級)~3,000万円(第1級)まで

●補償内容について
・逸失利益
…障害が原因による労働力の減少で、将来的に発生する収入源について、収入と障害の等級と喪失期間によって算出して支払われる。

・慰謝料
…肉体的、精神的苦痛に対して、
上記Aの場合は、被害者ひとりにつき1,600万円支払われる。
上記Bの場合は、被害者ひとりにつき1,163万円支払われる。
上記Cの場合は、被害者ひとりにつき32万円(第14級)~1,100万円(第1級)支払われる。

3.死亡による損害の場合の補償内容

被害者が死亡した場合は、「死亡による損害」という扱いになります。

●限度額について
死亡による損害の補償の限度額は、被害者ひとりにつき3,000万円までとなっています。

●補償内容について
・葬儀費
…通夜、火葬、墓石などの費用について、60万円が支払われ、それを超えるのが妥当な場合は100万円まで支払われる。

・逸失利益
…被害者が生きていれば将来得ていたであろう収入(収入、就労可能期間、被扶養者の有無などを考慮して算出)から、本人の生活費を控除した金額が支払われる。

・慰謝料
…被害者本人に350万円が支払われ、遺族の請求によりさらに加算(請求者1名で550万円、2名で650万円、3名以上で750万円で、被害者に被扶養者がいる場合はさらに200万円)される。

まとめ

一見金額限度額は多そうにも見えますが、物損には全く対応できないうえ、逸失利益などを考慮すると、人身事故で実際に必要になる金額に満たないケースが非常に多いため、やはり任意保険に加入しておくべきでしょう。
また、加入する任意保険を選ぶ(あるいは加入中の任意保険を見直す)うえで「任意保険の節約術」の記事もご参照ください。

アクセス数: 1365

カテゴリ一覧

お問い合わせ