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2022-11-17更新

カジノ・ロワイヤルとアストンマーティンDBSから感じる007の美学

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お世話になっております。カーネクストのブログ担当です。前回の「T型フォードとビートルから見る共産主義と資本主義における自動車の在り方」はいかがでしたでしょうか?では早速本日のテーマに入っていきたいと思います。

本日のテーマは「カジノ・ロワイヤルとアストンマーティンDBSから感じる007の美学」です。では、初めていきたいと思います。

アストンマーティンDBSの歴史

アストンマーティンはその歴史の長さからたくさんの種類があります。その中でも本日お話しを進めていきたいのがカジノ・ロワイヤルにおいて乗られていたアストンマーティンDBSについてです。

アストンマーティンDBSは、英国の歴史の中で2度名前が使われたことがありました。具体的には、1967年~72年において一度DBSの名前を使用したことがありました。カジノ・ロワイヤルにおけるアストンマーティンは、2004年のヴァンキッシュSから進化をしてできた車種です。DBSは2012年に生産を終了し、第二世代のアストンマーティンヴァンキッシュに受け継がれました。

アストンマーティンDBSは2007年のフランクフルトモーターショーで正式に発表されました。2009年ジュネーブモーターショーではDBS Volanteと名付けられたDBSのコンバーチブルバージョンが発表されました。

アストンマーティンDBSのスペック

アストンマーティンDBSのスペックは非常に高いことで有名です。場合によってはレーシングカーを凌駕する場合もあるほどです。スペック(仕様)をご紹介します。

  • エンジン:5,935 cc V12気筒
  • トランスミッション:6速マニュアル
  • ドライブトレイン:フロントエンジン
  • 重量:1,695kg
  • 燃費:4.25km
  • 最大パワー:6,500rpm

DBSのトランスミッションは、DBSにはGrazianoの6速マニュアルトランスアスクルとオプションの「Touchtronic2」6速オートマチックトランスミッションが導入されています。

DBSのパフォーマンスは、アストンマーティンの5.9リットルが装備されているV12エンジンです。同様のエンジンがDBR9とDBRS9といったレーシングカーでも使われています。DBSのエンジンは6,500rmpで570Nmのトルクを発生します。エンジンはまた、アクティブバイパスバルブエンジンを採用しており、回転数を5,500rmp以上に上げるとエンジンに吸入される空気量を増やすことができ、0秒から62mphまで4.3秒で走行し、最大速度は307km/hです。

DBSのハンドリングは、VHジェネレーションⅡプラットフォームを使用しています。このプラットフォームは、車全体に強度と剛性を提供します。この構造のおかげで、車の重量の85%がホイールベースの間に保持されます。その結果、コーナーリング時のハンドル、応答性、感触が向上します。アストンマーティンはまたアダプティブダンピングシステム(ADS)を開発しました。オンにすると、ADSはサスペンション設定を自動的に変更して、ドライバーが常に高いレベルで車をコントロールできるようにします。さらに、スロットルとブレーキの反応が向上するので、ステアリングがシャープになります。

重量を可能な限り低く保つために、アストンマーティンは車全体に炭素繊維を大量に使用しています。
ボンネット、フロントウィング、ドア周りは全て炭素繊維でできています。屋根とドアはアルミニウム製です。その結果、その対策を行っていないDB9から比較すると30kgの減量に成功しました。また、フロントウィングにカーボンファイバースプリッターを取り付け、ハンドリング性を高め、カーボンファイバーリアディフーザーを採用して高速安定性を高めました。

DBSの内装(インテリア)は、炭素繊維、アルカンタラ、レザー素材、木材、ステンレスおよびアルミニウムの合成素材でできています。ドアパネルには炭素繊維で蓋をしています。

以上がアストンマーティンDBSのスペックです。非常に高いことがお分かりいただけるかと思います。ですが特筆すべきはスペックだけではありません。なんと言ってもデザインとブランドイメージが非常に高いのです。

アストンマーティンDBSのデザイン性

まずはその特徴的なデザインですが、アストンマーティンDBSは圧倒的な曲線美を持った美しい車です。その素晴らしいデザインを生み出したデザイナーはマレック・レイヒマンとヘンリック・フィスカーです。非常に美しいデザインで、自動車モータージャーナリストの清水和夫氏も「世界で一番美しいクーペ」とおっしゃっています。

デザインと共に特筆すべきはブランドイメージです。特にそのブランドイメージに貢献しているのが、映画007ではないでしょうか?

007におけるアストンマーティンDBS

個人的には007というのは世界にあるたくさんのシリーズ物の中でもトップクラスの知名度と人気と完成度を誇っていると思います。さらに、国家的な取り組みとしてその映画が作られています。実際、映画を上映する際には、ワールドプレミアという先行上映の試写会が先に行われ、その際にはイギリス王室の方々が試写会に参加されます。

それほど国家的に認知されたシリーズ作品なのです。その中でも二度登場した車として知られているのがアストンマーティンのDBSです。

一度目は、カジノ・ロワイヤルです。

さらに二度目は、慰めの報酬です。

007カジノロワイヤル

今回は特にカジノ・ロワイヤルに焦点を当ててみたいと思います。

カジノ・ロワイヤルは2006年に公開されたスパイ映画です。007シリーズの第21作目にあたります。さらにカジノ・ロワイヤルはその脚本のすばらしさから何度も映画化されています。2006年の映画化において3度目の映画化となりました。

この映画において象徴的であったのはジェームズ・ボンドの交代です。制作側はこのジェームズボンドのキャスティングのために広範囲に適切な俳優の模索を進めていました。実際ボンドシリーズにおいては定期的に主役であるジェームズボンド役の俳優が変わるのですが、この映画の前まではピアース・ブロスナンがジェームズボンド役を務めていました。

ピアース・ブロスナンはあまりにもはまり役でジェームズボンドにピッタリだと言われていました。
そして、あまりにもその印象が強かったので、主役が変わるとなると非常に否定的な意見を持つ人が多くいました。そのような中で新たな俳優を探すということは非常に困難でした。そんな中適切な俳優が見つかりました。

それが、ダニエルクレイグです。

果たしてダニエルクレイグがジェームズボンドを違和感なく演じることができるのか?あまりにもピアース・ブロスナンと印象が違いすぎるので戸惑う方も多くいました。ですがそのような不安はこの映画の公開と共にすべて吹き飛んでしまいました。

ダニエルクレイグは歴代のジェームズボンドの中でも最も素晴らしいといった評価を受けるほどに映画の中で圧倒的な魅力を放ちました。そんなダニエルクレイグが初めてジェームズボンドを演じたのがこのカジノ・ロワイヤルです。

カジノロワイヤルに登場するDBS

内容を多く語ることはできませんが非常に完成度の高い映画となっています。そんな007のカジノ・ロワイヤルにおいて主役級に存在感を放つものがあります。

それがアストンマーティンDBSです。映画において圧倒的な魅力を持つ車として長い時間登場しています。

今回のブログはここまでとなります。最後まで読んで頂きありがとうございました。

※当ブログに使用しております画像は全て、Google画像検索より引用しております。

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